これが「恋」だと言うのなら、誰か「好き」の定義を教えてくれ。 3 電子書籍版
792円(税込)
作品内容
元恋人・春佳との関係性に決着をつけた悠(ゆう)。自身のことを打ち明ける決意をかため、光莉のもとへ駆け出した先――見つけたのは、巡り来る季節に置き去られたように、初夏の日差しの下でひとり「寒さ」を抱えて震える少女。「……なんで、今なんですか。なんで、今更そんなこと言うんですか……!」 けれど、一度自ら離した手を再び取ってもらうには、悠自身が証明してみせなければならない。この先、光莉のことを目一杯抱きしめることも、光莉が夢見た温かな家族を「作る」こともできないかもしれないけれど、それでも――。「なあ、藤宮。俺は、お前のことが好きだ。きっと、この世界で誰よりも」
作品情報
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