ブルックリン化する世界 ジェントリフィケーションを問いなおす 電子書籍版
3520円(税込)
作品内容
ニューヨークの街角から、現代都市の「分断」を学びほぐし、「共生」の可能性をさぐる今世紀初頭以降、ニューヨーク・ブルックリンで拡大してきたジェントリフィケーション。その過程とメカニズムを考察し、人種やジェンダー、階級による「分断」が錯綜する時代に生きる住民たちの日常生活と闘争、そして「共生」への試みを、精彩に富む筆致で描き出す。【主要目次】序章 なぜブルックリンに注目するのか――ポスト・コロナ都市の実験室I ブルックリンの都市変容と住民コミュニティの再編――ジェントリフィケーションが引き起こす「身体的共存」1章 現代都市を変える力学――ローカルな都市空間とトランスナショナルな不動産・金融複合体2章 複数のブルックリンと予期せぬ共存II 対立の争点としてのジェントリフィケーション3章 「立ち退き」というパンデミックな感覚4章 地元で「部外者」になる――その場にいながらの排除5章 地域の新たなアクターたち――ジェントリファイヤー論再考6章 空間にひもづけられた「差異のるつぼ」――ミクロな差異の可視化と空間的共存の帰結III ジェントリフィケーションの再解釈と「共生」7章 反ジェントリフィケーションの多様な実践8章 人種横断的な共生の実践――再解釈されるジェントリフィケーション9章 パンデミック時代の共生終章 「分断」を学びほぐす
作品情報
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