東京人 2025年7月号 電子書籍版
860円(税込)
作品内容
東京人2025年7月号 特集「乱歩、その資料の迷宮へ」[雑誌] 没後60年、作家デビューから100年を経てなお、作品世界を愛する人びとにより、二次創作が生み出され続けている江戸川乱歩。 そんな乱歩が遺したのが、自分に関する資料を集めたスクラップブック「貼雑年譜(はりまぜねんぷ)」だ。 この自伝資料を手がかりに、江戸川乱歩/平井太郎が歩んだ道と、稀代の作家の知られざる素顔に迫れば、今なお乱歩作品が読み継がれる理由が見えてくる──。 月刊「東京人 Tokyo-jin(とうきょうじん)」は1986年に、〈都市を味わい、都市を批評し、都市 を創る〉をキャッチフレーズに、新機軸の都会派総合誌として誕生しました。 月刊「東京人」では、 東京を舞台に生きるヒト〈東京人〉のあり方を模索し、彼らが創り上げていく歴史・文化・風俗・建築物・文学・風景など、「東京」という舞台が生み出すさまざまな事象を、毎号の特集で探っていきます。 ●【AD】●電車凸凹風景(20) 東北新幹線ほか 中十条界隈 「またね」の声が雨ににじむY字路で 絵、文・小川真二郎●東京空撮案内(43) 北区立中央公園文化センター 写真、文・吉永陽一●july 2025 no.494 contents●[東京点画]高橋真樹「猛暑の夏こそ『断熱』」●[東京点画]小川一水「土地への眼差し」●[東京点画]pha「ときどき戻る時間の中で」●特集 旧江戸川乱歩邸がリニューアルオープン! 乱歩、その資料の迷宮へ●夏川椎菜 乱歩が愛した、青いソファの温もり●芦辺拓 ランポ先生の驚異の部屋(ヴンダーカンマー)●開けばそこに、乱歩の半生が立ち上がる 鳥瞰図●自作のスクラップブック 貼雑年譜●[座談会]戸川安宣×速水健朗×金子明雄 「貼雑年譜」は語る 文・後藤隆基●乱歩の執着と情熱が生んだ、愛すべき「本」 文・戸川安宣●2025年5月にリニューアルオープン! 旧江戸川乱歩邸 文・吉田千春●五世代で住んだ家 文・平井憲太郎●旧江戸川乱歩邸の建物調査を終えて 「家」が伝える平井家の暮らし 文・石榑督和●[対談]佐野史郎×柳家喬太郎 愛してやまない唯一無二の「ジャンル」 文・倉田モトキ●東京人の増刊号/都市出版の書籍●八代目 市川染五郎 江戸宵閣妖鉤爪 明智小五郎と人間豹 半人半獣の殺人鬼、恩田乱学役に挑んで 聞き手、文・後藤隆基●〈乱歩から広がるストーリー〉 NHK土曜ドラマ「探偵ロマンス」 時代と生活史を伝えるバイブル 文・安達もじり●名探偵コナン「乱歩邸殺人事件」 土蔵を出る頃には、ほぼ完全なプロットが組み上がっていた 文・大倉崇裕●乱歩モチーフを生んだ、デビュー前の足跡 〈現世(うつしよ)〉と〈夜の夢〉 文・小松史生子●乱歩と豊島区の人びと 文・後藤隆基●映画/ドラマ/漫画/アニメーション 二次創作20選 文、選・落合教幸●〈専門家が謎解き!? 偏愛コレクション〉 「ムービーカメラ」 見たものを迅速かつ確実に写したい 文・谷野啓●「フィルム」 撮影したフィルムを編集し、作品化する楽しみ 文・金子明雄●「マジック小道具」 怪しくも不思議なオーラを放つ 文・鈴木徹●「三味線」「余技のない男」の余技 文・後藤隆基●東京異国ごはん巡り(13)エチオピア「クイーン シーバ」 インジェラの魔法 文・池澤春菜、写真・伊東武志●曇天記(201)僕の前に道はない 文・堀江敏幸、写真・鈴木理策●都市と環境(15)今宵はホッピーをこの店で! 井の頭恩賜公園 都市の自然は人びとを自由にする 文・酒巻 弘●バックナンバー●定期購読●[単発読み物]香港カルチャーの復活? 『トワイライト・ウォリアーズ』から考える「低迷」後の20年 文・小栗宏太●Victoria1842 東京で香港の今を伝える情報発信の拠点 文・野村麻里●[単発読み物]江戸に鰻丼と歌舞伎再興をもたらした男 大久保今助 文・長山靖生●[Close up TOKYO]Interview 小山弓弦葉(東京国立博物館 調査研究課長)●Books 本 瀧井一博(法制史学者、国際日本文化研究センター教授)●Books 本 尾崎世界観(ミュージシャン、作家)●今月の東京本●Culture 映画・美術・舞台・古典芸能 138●City 街 東京ネットワーク●東京つれづれ日誌(181) 會津八一ゆかりの越後へ 文・川本三郎●編集後記、次号予告●【AD】●【AD】
作品情報
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