映画の理論 物理的現実の救済 電子書籍版

  • 映画の理論 物理的現実の救済 電子書籍版
  • 9020円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    映画研究/写真論における必読文献、本邦初訳『映画の理論』はクラカウアーの主著であり、映画研究において揺るぎない地位を占めている「古典」かつ金字塔である。「物理的現実を記録し、開示する」映画媒体を一貫性と包括性をもって探究し、その核心へと漸近していく。Siegfried Kracauer, Theory of Film: The Redemption of Physical Reality, Oxford University Press, 1960 の全訳。【「序言」より】映画を突き動かしているのは、束の間の物質的な生を、もっともはかない生を映し出したいという欲望だと考えられる。 映画にとって、街路の群衆、無意識におこなった仕草、その他さまざまな束の間の印象こそが欠かせない内容なのだ。リュミエールの映画作品の数々――歴史上最初の映画――が同時代人たちによって称賛されたのは、それらが 「風に吹かれてさざ波のように揺れる葉」を見せてくれるからだったのは意味深長である。それゆえ、映画作品は、われわれの眼のまえに広がっている世界に浸透すればするほど、この媒体に忠実となるように思われる。《主要目次》イントロダクション第1章 写真I 一般的特徴第2章 基本概念第3章 物理的存在の確立第4章 内在的な親和性II 諸領域と構成要素第5章 歴史とファンタジー第6章 俳優についての見解第7章 台詞とサウンド第8章 音楽第9章 観客III 構成第10章 実験映画第11章 記録映画第12章 演劇的なストーリー第13章 幕間:映画と小説第14章 〈見出されたストーリー〉とエピソード第15章 内容の問題エピローグ第16章 現代における映画【訳者解説】偶然と事物の美学:ジークフリート・クラカウアー『映画の理論』について(竹峰義和)

作品情報

出版社
東京大学出版会
提供開始日
2023/10/13
ジャンル
ビジネス・実用

作者の関連作品作者の作品一覧

この作品が好きな方はこちらもおすすめ