標なき柩 電子書籍版
1100円(税込)
作品内容
江戸南町奉行・矢部駿河守定謙は、なぜ絶食死を選んだのか桑名藩への永預として座敷牢に幽閉される身となった、矢部定謙。矢部の警護に当たる番士の一人、本多捷太は、彼にまつわる様々な噂話を耳にする。なぜ矢部ほどの人物が刑に処せられ、悲惨な最期を遂げることになったのか。疑問に思う捷太に、番士仲間や弟が語るその真相とは――。捷太の目を通して、獄中での矢部定謙を細やかに描いた歴史小説。【著者紹介】伊達 虔(だて けん)1996年 第十五回潮賞小説部門受賞 受賞作「海人」(潮出版社)出版1998年 「G 重力の軛」(双葉社)出版2003年 第八回歴史群像大賞最優秀作品賞受賞 受賞作「逃亡者市九郎」(学研社)出版2007年 「鳥刺同心 晩秋の稲妻」(学研社)出版
作品情報
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