上海の日本人街・虹口 電子書籍版
2420円(税込)
作品内容
古くから長崎と上海は東シナ海を挟んだ 海のゴールデン・ルートだった。帝国主義の時代、欧米の強は中国を蚕食し各地に治外法権の租界を形成した。上海の共同租界の一角に作られた日本人街には10万超の人々が活動し、多くが長崎人だった。その歩みを長崎人の関わりを通して描く、日中関係の側面史。【収録内容】序言I「魔都」といわれた上海II 虹口に形成された日本人街III 上海と長崎の結びつきIV 上海の夜を彩った長崎の女性たちV 増大する日本人の進出VI 上海の反日ストライキ――「五・三〇運動」VII 第一次上海事変(1932年)――戦争のなかの上海VIII 第二次上海事変(1937年)――日本の上海占領へIX 中国から見た二つの上海事変X 日本人街の崩壊と上海日本人居留民の引揚げ後記
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧