鬼の太平記 電子書籍版
2750円(税込)
作品内容
菓子史に革命をもたらした林浄因一族の亡命。迎えた“河内の悪党”楠正成、正行親子。饅頭屋塩瀬に秘められた林一族のもう一つの顔と「非理法権天」を掲げた土グモの末裔・楠党の凄絶な生きざまを通して描く賤と貴の相克でみる南北朝争乱。【目次】はじめに──「潔さ」との出会い序の章 菓祖・林浄因の日本亡命開口神由来千葉氏の一族・竜山徳見の入元徳見の庇護者・林氏の元国脱出第二章 はるけき南朝行在所饅頭と砂糖の神話山檗に仮りの住居を求めて何を語る、菊水紋に非理法権天の旗風正成殺しを企んだ南朝の貴族第三章 生きていた正成宮方に嫌われた賀名生行宮菜摘の里、めぐり逢い吉野三山と丹生の源流正成と丹生と塩瀬第四章 塩瀬氏 吉野に誕生潰え去った南朝の大和鍛冶菊の契り菊水流転終の栖か 甑島の正行墓春を待つ鬼「結び」にかえて資料篇楠氏系譜饅頭始祖・林浄因にはじまる林氏塩瀬の系譜関連年表参考文献奥付
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