中世の美学 トマス・アクィナスの美の思想 電子書籍版
4620円(税込)
作品内容
▼エーコの原点、待望の翻訳。▼「暗黒の中世」像を打ち崩す、「美」にあふれた世界――。1956年当時、ベネデット・クローチェら美学の大家らによって「中世に美学はない、一貫した美への関心はない」と言われていた。そんななかウンベルト・エーコは研究者としてとりわけ思い入れの深い中世の思想家トマス・アクィナスの著作に向き合い、トマスのみならず中世思想の根柢には、一貫した「美の思想」が流れていることを明らかにする。これまでの中世観を変容させ、『薔薇の名前』につながるエーコの躍進の契機となった待望の名著。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ