〈サラリーマン〉のメディア史 電子書籍版
2640円(税込)
作品内容
・大衆化 と 差異化…。「普通の人々」の昭和・平成を描く。・「サラリーマン」という戦後の成人男性の典型的な表象が揺らぎつつある昨今。昭和・平成の映画、雑誌、ドラマ、漫画など…サラリーマンがサラリーマンをまなざすメディアの分析を通じ、大衆化と差異化という視点から、日本社会を支える〈普通の人々〉の通史を描く。・我らしがない「サラリーマン」なのか?「サラリーマン」という言葉を聞いた時に、皆さんは何をイメージするだろうか。やや古い響きがあるかもしれない。現在であれば、ビジネスパーソンや会社員と言った方が一般的だろう。それでも本書は、あえて「サラリーマン」という言葉を使っている。なぜならば、「サラリーマン」という言葉が、戦後日本社会において典型的な成人男性を表象するイメージとして定着していたからである。「サラリーマン」という言葉に違和感があるのであれば、適宜、ビジネスパーソンや会社員と読み替えてもらってもかまわない。本書はスーツを着て職場に毎朝通勤し、仕事をする…このような、日本社会を支える多くの人のメディア史を描くものである。
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