小説作法の殺人 電子書籍版
1870円(税込)
作品内容
「わたしは、さらわれた子ども」――小説家志望の美女の不審死。遺作『失踪』に隠された忌まわしき記憶。偽りの素性に即製探偵コンビが挑む!元「小説新潮」編集長が満を持して放つ、完璧なミステリー!突然死した藤堂理沙の死因の調査をしてほしい――。依頼を受けた高円寺の私立探偵・常念勝は、理沙の親友である麻川マリから、小説教室で理沙が提出した課題作品『失踪』を渡される。誘拐された子どもが生みの親を訪ねるという内容は、かつて自分を「さらわれた子ども」と語っていた理沙そのもの。常念とマリは、理沙の執筆の足跡をたどり、神戸、京都、大阪へと飛ぶ。いないはずの弟、消えたパソコン、二人を襲う暴力……。複雑に絡まり合う謎と、輪郭をなくしていく理沙の正体。常念は理沙の遺したフィクションの迷宮にはまっていく……。
作品情報
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