後宮の黒猫金庫番 三 電子書籍版
814円(税込)
作品内容
後の伝説となる「黒猫金庫番」こと蔡月花(さい げっか)は、左遷先で「捨て猫窓際番」と呼ばれていた。事の起こりは、妃が発注した国内の名窯(めいよう)の磁器と西加琉(シーガル)王国産の磁器が取り違えられたことだった。その際、西加琉磁器の方が出来が良く、技術の流出が疑われたのだ。月花は宦官の路易(るい)と共に、西加琉王国の商館のある海雲州への潜入調査を皇帝に命じられる。けれどその直前に婚約者の偉光(いこう)と喧嘩別れをしてしまい、海雲州では「皇帝の不興を買って左遷された」という噂が広まり、針のむしろの待遇で―― 黒猫金庫番、最大の危機!
作品情報
同シリーズ
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ