化学 2023年9月号 電子書籍版
880円(税込)
作品内容
【座談会】福井謙一先生の生き方を残す アーカイブズ学と化学者 ナノテク、バイオ、環境など今話題の研究は、もとをただせば原子と分子の世界、つまり化学です。21世紀の化学はさまざまな周辺領域に広がりながら新しい学問を生みだし続けています。本誌は、第一線で活躍する研究者が解説した「注目の論文」や「最新のトピックス」をはじめ、研究に役立つスキルの向上を目的とした連載講座、研究者自身の人柄や研究姿勢などをテーマに独自の切り口で編集した記事を多数掲載。「内容は高く、表現はやさしく」をモットーに、化学のおもしろい情報と話題を提供します。 ●カガクへの視点 「化学史研究の半世紀――回顧と展望」に寄せて ●菊池好行●〔座談会〕「福井謙一研究資料,1936-1988(主年代1940-1982)」公開記念 福井謙一先生の生き方を残す アーカイブズ学と化学者 ●田中一義・齋藤 歩・西本佳央●〔解説〕「福井謙一研究資料,1936-1988(主年代1940-1982)」公開記念 展示デザインから考えるアーカイブズを残す意味 ●塩瀬隆之・齋藤 歩●〔連載〕サイエンティストの趣味の扉(4)北海道の自然と狩猟 ●佐藤威友●〔解説〕分子内一重項分裂を圧力で制御 ――医療・エネルギー分野への応用が期待される光物理過程 ●木下智和・福原 学●〔連載〕数理・データサイエンスの実践トレーニング(5)データを直観に結びつける――洪水被害を回避する貯水槽の大きさとは? ●落合洋文●〔解説〕内分泌撹乱活性の新たなスクリーニング法 ――メダカ孵化仔魚を用いた検出系を確立 ●小林 亨●〔連載〕ある鉱物学者の 新・誕生石図鑑(13)9月:メロウ ●山川純次●〔解説〕クライオ電顕で見るタンパク質の化学特性――水素原子,電荷,化学結合も可視化する新たなステージへ ●米倉功治・眞木さおり・川上恵典●化学ナンバープレイス●〔連載〕我が研究の源流(1)人工ウイルスキャプシドの研究はここから始まった! ●松浦和則●〔連載〕化学つれづれ草(77)今どき産業スパイ? ●田中一義 ●化学の本だな:インタビュー 『化学研究者のためのやさしくて役に立つ特許講座』 著者 中務茂樹先生に聞く●新刊紹介●〔注目の論文〕水と同程度の密度のアモルファスな氷/触媒的かつ立体選択的に三角をつくる!/ナノテクを駆使したスピン状態研究/ネイティブカルボニルへのアミノ基導入●〔最新のトピックス〕無機イオンのデコレーション/自由自在にカスタマイズ/キラルカウンターアニオンストラテジーの今/界面活性剤がなくなったら?●化学掲示板 新聞に載った注目記事(7月)●編集室から
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