化学 2022年12月号 電子書籍版
880円（税込）
作品内容
〔特別解説〕2022年ノーベル賞を読み解く ナノテク、バイオ、環境など今話題の研究は、もとをただせば原子と分子の世界、つまり化学です。21世紀の化学はさまざまな周辺領域に広がりながら新しい学問を生みだし続けています。本誌は、第一線で活躍する研究者が解説した「注目の論文」や「最新のトピックス」をはじめ、研究に役立つスキルの向上を目的とした連載講座、研究者自身の人柄や研究姿勢などをテーマに独自の切り口で編集した記事を多数掲載。「内容は高く、表現はやさしく」をモットーに、化学のおもしろい情報と話題を提供します。 ●〔連載〕カガクへの視点 「デュアルユース」という日常 ●川本思心●2022年ノーベル賞特別解説〔化学賞〕Part1：クリックケミストリー ──分野を超え，新たな機能を創造し続けるケミストリー ●馬場良泰・北山 隆●2022年ノーベル賞特別解説〔化学賞〕コラム：クリックケミストリーの源泉，Huisgen反応 ──この反応がなければ，クリックケミストリーは生まれなかった ●宇梶 裕●2022年ノーベル賞特別解説〔化学賞〕Part2：生体内で狙った分子だけを反応させる ──生体直交化学とクリックケミストリーのめぐりあい ●吉田 優●2022年ノーベル賞特別解説〔化学賞〕コラム：Carolyn Bertozzi 博士 自身の研究を語る ●『化学』編集部●2022年ノーベル賞特別解説〔物理学賞〕量子もつれによるBell不等式の破れ ──その実験的検証と量子情報科学の幕開け ●藤井啓祐●2022年ノーベル賞特別解説〔生理学・医学賞〕Part1：ネアンデルタール人のゲノム解析が私たちに与えた衝撃 ●太田博樹●2022年ノーベル賞特別解説〔生理学・医学賞〕Part2：ネアンデルタール人のDNAの解読に欠かせなかった 次世代シーケンサー解析の登場とその歩み ●谷口正輝●〔連載〕研究会へようこそ！（最終回）触媒学会 規則性多孔体研究会 ――産業を支え，環境を守る基盤材料 ●窪田好浩●〔連載〕化学つれづれ草（68）調和振動幻想 ●田中一義●〔連載〕ある鉱物学者の新・誕生石図鑑 （4）12月：ラピスラズリ ●山川純次●〔紹介〕高濃度エタノール水溶液を泡立てるには？ ――液垂れしない消毒液を目指して ●酒井健一・酒井秀樹●化学ナンバープレイス●〔連載〕健康診断でよく見る検査値の秘密（最終回）身体の状態を知るための健康診断と人間ドック ――病気を早期発見して治療する大切な検査 ●南部 昭●〔連載〕あなたの作業をもっとスムーズに PCショートカットでラクラク研究生活（16）意外と奥が深い!! 図の貼り付けテクニック ●谷本裕樹・光藤耕一●化学の本だな●注目の論文 結合にもあったソーシャルディスタンス／多くの元素を混ぜて拓くナノ合金の新展開／シンプルゆえに難しい テトラフェニルアンモニウムの合成・単離を達成／3D/準2Dペロブスカイトナノ結晶を駆使する●最新のトピックス VOC（揮発性有機化合物）による潮解，有機潮解／深まる固体触媒状態の理解●総目次
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