日本語教育 よくわかる評価法 電子書籍版
2420円(税込)
作品内容
これまで日本語教育の世界では、テスト作成や評価について体系的に学ぶ機会が少なく、テストも評価も「なんとなく」行われていることが多いようです。日本語学習者や教師にとって、テストの評価というのは学習者の知識・能力を正しく把握し、指導につなげたり、モチベーションをアップさせたりするために大切な、日本語習得と切っても切り離せない大切なものです。教師が評価についての基本的な知識を持ち、テスト作成が適切に行えるように、「評価法」に触れたことのない初心者でもわかりやすく解説していくのが本書です。第1章「日本語テストと評価」では、日本語教育におけるテストの種類や特徴、テストを何のために行うのかという目的、「多肢選択形式」「記述形式」など、テストの形式などについて解説します。第2章「言語テストの多様性」では、これまでの言語能力の捉え方の変遷や「Can-do statements」、ルーブリック評価やポートフォリオ評価、オンラインテスト等、多面的な言語評価について解説します。第3章「日本語テストと日本語能力」では、日本語テストで測る日本語能力の詳細について紐解き、測りたい能力をどう測るのか、具体的なテスト作成の手順を説明し、実際にテストが作れるように導きます。第4章「日本語テストの品質管理」では「テストをテストする」ことについて解説します。よりよいテストづくりのための知識を得ることができます。日本語教師はプレースメントテスト、学期末テストや小テストなど、日常的にテストを作成する場面が多いはずです。本書から、評価法の基本的な知識と「測りたい力が測れる」テスト作成の知識を得て、業務に活用できるようにしてください。日本語教育能力検定試験の対策として読むのもおすすめです!
作品情報
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