比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ 電子書籍版
6875円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】カロリング期荘園制の所領明細帳に基づく研究を中心に、中世社会経済史を専門としてヨーロッパ学界でも活発に発言している著者による比較史の勧め。中世史学の本場ベルギーに留学してジェニコから歴史学の真髄を学び、フルフュルストなどとともに中世初期農村史の見直しを進めてきた著者は、国家や文化の枠に囚われない具体的な比較を志す。2000年夏のオスロで開かれた国際歴史学会議のラウンドテーブル「比較史。モデルと方法」での報告を先頭に11編を収録。【目次より】序言 本書成立の経緯第I部 比較史の現在第一章 比較史の現在 第一九回国際歴史学会議に向けて第二章 比較史の現在(続) 第一九回国際歴史学会議での論調から第三章 国際比較中世史料論の現在 熊本シンポジウム『日英中世史料論』をめぐって第II部 ヨーロッパ中世から第四章 イギリス中世初期社会経済史への新しい視角 ヨーロッパ大陸との比較から第五章 中世荘園制の形成におけるイングランドと大陸 フェイスの新著をめぐって第六章 個別発見貨の意味 イギリス中世古銭学による問題提起と所領明細帳研究への波及第七章 収穫率についての覚書 九世紀大陸と一三世紀イギリスの史料から第III部 広い世界へ第八章 比較都市史研究の新しい動向 共同研究・国際会議『イスラムの都市性』をめぐって第九章 古銭学・貨幣史の東と西第一〇章 封建制概念の現在 第二回日英歴史家会議に向けて第一一章 市場史の射程 第六五回社会経済史学会共通論題結論あとがき※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。森本 芳樹1934~2012年。西洋史学者。九州大学名誉教授。専門は、西洋中世の経済史。東京大学経済学部卒業、同大学院博士課程修了。経済学博士。著書に、『西欧中世経済形成過程の諸問題』『中世農民の世界。甦るプリュム修道院所領明細帳』『比較史の道 ヨーロッパ中世から広い世界へ』『西欧中世形成期の農村と都市』(『西欧中世初期農村史の革新。最近のヨーロッパ学界から』などがある。
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