説文以前小学書の研究(東洋学叢書) 電子書籍版
8855円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】始皇帝による文字統一の一環として李斯らによって作成された『蒼頡篇』は、1977年の阜陽漢簡の出土により、初めて本格的な研究の糸口がもたらされた。本書は、『蒼頡編』から『急就篇』などの西漢小学書を経て、部首法による最初の体系的字書『説文解字』(100年成立)へと至る説文前史を、漢代簡牘資料など出土文字資料をもとに初めて解明。古代史研究にも寄与する先駆的業績。【目次より】凡例第一篇 序論第一章 『説文』以前の小学書第二章 『説文』以前小学書研究序説第二篇 阜陽漢簡『蒼頡篇』研究第一章 阜陽漢簡『蒼頡篇』の出土とその文献的性格第二章 『蒼頡篇』の内容と構造第三篇 敦煌・居延漢簡小学書研究第一章 敦煌・居延漢簡『蒼頡篇』『急就篇』の集成第二章 新獲敦坦漢簡に見出される不明小学書の検討第三章 敦煌・居延漢簡小学書とその形制第四篇 『急就篇』諸本の研究序章第一章 『急就篇』皇象本系諸本の系統的検討第二章 吐魯番出土『急就篇』古注本考 北魏における『急就篇』の受容第三章 漢簡『急就篇』論考第五篇 『説文』以前小学書の系統とその展開序章第一章 『蒼頡篇』改編書系統の小学書第二章 『蒼頡篇』績成書系統の小学書第三章 『蒼頡篇』注釈書系統の小学書第四章 『説文』以前小学書と『説文』の成立あとがき※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。福田 哲之1959年生まれ。中国文学者。島根大学教育学部教授島根大学教育学部卒業。兵庫教育大学大学院学校教育研究科修士課程修了。博士(文学 大阪大学)。専門は、中国文字学、書法史。著書に、『文字の発見が歴史をゆるがす』『説文以前小学書の研究』などがある。
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