論語義疏の研究(東洋学叢書) 電子書籍版

  • 論語義疏の研究(東洋学叢書) 電子書籍版
  • 13035円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    【内容紹介・目次・著者略歴】六朝時代に盛行した義疏の中で唯一現存する、梁・皇侃撰述の「論語義疏」は、漢代から梁代に至る五百年の論語研究史を示すものである。中国では早く一〇〇〇年頃に散逸し、完本は日本の室町時代の古写本である旧抄本論語義疏が残るだけであり、異本としては敦煌で発見された唐代写本の敦煌本論語疏が存在するが、残巻である。本書は、論語義疏が中国あるいは日本で度重なる修改を受けながらも日本に現存している過程を明らかにし、旧抄本論語義疏と敦煌本論語疏に関わる諸問題を解明、論語義疏祖本の推定を行った労作。【目次より】凡例序章 『論語義疏』研究の目的と本書の構成一 皇侃について 二 『論語義疏』に潜む問題 三 『論語義疏』のテキスト 四 本書の構成第一章 旧抄本『論語義疏』の研究(一) 『論語義疏』の日本伝来とその時期(二) 旧抄本『論語義疏』成書過程の解明まえがき 一 旧抄本『論語義疏』に書き入れられている〓〓『論語正義』の検討 二 『論語正義』書き入れの意図 三 『論語正義』書き入れにかかわる『経籍訪古志』、島田、武内説批判 四 藤原頼長『台記』に見える『論語義疏』と『論語正義』 五 『論語正義』書き入れの時期 九華和尚の見た『論語義疏』 まとめ(三)『論語総略』と『論語義疏』まえがき 一 『論語総略』の構成究 二 「大綱」について 三 「題名」について 四 「本之同異」について 五 「二十篇目録并篇次大意」について 「篇次大意」所引『論語義疏』の分析 まとめ第二章 敦煌本『論語疏』の研究(一) 敦煌本『論語疏』経文の検討(二) 敦煌本『論語疏』に見える「通釈」の検討(三) 敦煌本『論語疏』に見える「提示句」の検討(四) 敦煌本『論語疏』の疏文を中心とした解読と分析第三章 旧抄本『論語義疏』と敦煌本『論語疏』第四章 『経典釈文』「論語音義」と『論語義疏』附論附論一 呉騫『皇氏論語義疏参訂』十巻初探附論二 『論語義疏』の二種の校本、『根本校正本』と『武内校本』をめぐって附論三 日本における『論語義疏』の受容附論四 『論語』「学而」篇「有朋自遠方来、不亦楽乎」をめぐって附論五 『論語義疏』研究の道筋あとがき※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。高橋 均1936年生まれ。中国文献学者。東京外国語大学名誉教授。東京教育大学文学部漢文学科卒業、同大学院文学研究科博士課程単位取得退学。文学博士。著書に、『中国語解釈の基礎』『論語義疏の研究(東洋学叢書) 』『経典釈文論語音義の研究(東洋学叢書)』など、訳書に、趙紀彬『論語新探 論語とその時代』温端政『諺語のはなし 中国のことわざ』 (共編訳)などがある。

作品情報

ページ数
647ページ
出版社
講談社/文芸
提供開始日
2022/02/25
ジャンル
ビジネス・実用
連載誌/レーベル
創文社オンデマンド叢書

作者の関連作品作者の作品一覧