〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究 電子書籍版
7315円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】15世紀ドイツの思想家ニコラウス・クザーヌスの宗教哲学的思想の全体像を「無限の思惟」という独自な視点から把握し、その形而上学的思想の体系的な解明を試みたもの。〈docta ignorantia〉に立脚する「無限」の思惟としてクザーヌスの思想的全体像を構築する。【目次より】序目次序章 クザーヌスと〈無限〉の思惟第一章 〈docta ignorantia〉の立場第一節 クザーヌスと思惟の出発点第二節 知と無知第三節 無知からの思惟第二章 〈docta ignorantia〉の論理 臆測の術」(ars coniecturalis)をめぐって第一節 臆測(coniectura)について第二節 「四つの一性」の思想第三節 一性・他性・関与むすび第三章 「数学的なもの」の意味第四章 神と世界の関係序第一節 無限なる神第二節 世界の無限性第三節 絶対と縮限第四節 神・世界・個物第五章 宇宙論の基礎第六章 〈人間〉の問題序 問題の所在と射程第一節 「縮限的にして絶対的な最大」第二節 humanitasからchristusへ第三節 精神(mens)についてむすび第七章 精神と認識付論 無限と宇宙 ルネサンス宇宙論の一側面第一節 「閉じた世界」と「無限の宇宙」第二節 クザーヌスにおける無限と宇宙第三節 ブルーノの無限宇宙論第四節 ルネサンス宇宙論の特質参考文献※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。薗田 坦1936-2016。哲学者・宗教学者。専門は西洋近世哲学史・宗教哲学。文学博士。京都大学名誉教授、仁愛大学名誉教授。著書に、『〈無限〉の思惟 ニコラウス・クザーヌス研究』『クザーヌスと近世哲学』『親鸞他力の宗教 ドイツ講話集』『現代の人間と仏教 仏教への道』『無底と意志-形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』など。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧
この作品が好きな方はこちらもおすすめ