都市と地域の経済理論 空間的市場群の分析 電子書籍版
6765円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】空間的市場群の分析 国境を越えた広域的な階層的市場構造の分析により、産業空洞化、市場間分業、流通構造の変化等を統一的に解明する。はじめに序I 空間的市場群の基礎理論1 競争市場と不完全競争市場1.1 サミュエルソン的接近とホテリング的接近を超えて1.2 競争と不完全競争のモデル1.3 市場地域の半径と賃金格差の決定1.4 階層的市場群の競争と代替関係2 市場群の構造と均衡の変化2.1 市場間の代替関係と補完関係2.2 理論モデルの拡張2.3 財市場と労働市場の空間的経済モデル2.4 短期均衡の決定とその変化2.5 新規参入企業と長期均衡I:付論 市場地域の経済理論(展望)1 一般均衡理論と空間的競争理論 2 サロップモデルの検討 3 独占的競争と空間的推測変動 4 逐次的参入,立地の非移動性および純利潤 5 規模の経済と流通の市場均衡II 空間的市場群の内部構造3 近代的部門と伝統的部門3.1 ハリス=トダロ型モデルを超えて3.2 発展途上地域の階層的経済モデル3.3 伝統的部門の経済構造3.4 階層的市場構造と経済発展4 空間的市場群における製品差別化分業4.1 階層的市場構造と財の多様性4.2 競争的構造の格差と製品差別化分業 4.3 地域経済圏の成長と製品差別化分業4.4 産業空洞化と経済政策5 空間的市場群における工程間分業5.1 地域的分業形態の新たなる展開5.2 地域経済圏と垂直的工程間分業5.3 水平的工程間分業と範囲の経済5.4 水平的工程間分業と現地下請けシステムの形成III 流通,貿易,および空間的市場群間の競争 6 流通と空間的市場群相互の国際競争6.1 市場群相互の競争と貿易6.2 市場群相互の貿易と流通を含む均衡決定6.3 貿易の拡大による均衡変化と消費者の利益6.4 国際貿易と財の多様性(付論)7 輸入障壁,為替変動,および階層的流通市場構造7.1 流通径路間の競争と垂直的取引制限7.2 国際貿易における輸入障壁と流通の垂直的取引制限7.3 為替レートの変動と階層的流通市場構造III:付論 流通の経済学(展望) 空間的アプローチを中心として1 垂直的外部性と垂直的取引制限 2 ブランド内競争,不確実性,および垂直的取引制限 3 流通費用,規模の経済,および情報と垂直的取引制限 4 残された問題として 流通における「対抗力」参考文献※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。中込 正樹1950年生まれ。経済学者。青山学院大学経済学部教授。東京大学経済学部卒業、同大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。専門は、行動経済学。著書に、『意味と人間知性の民俗認知経済学』『経済学の新しい認知科学的基礎』 『事業再生のマクロ経済学』 『意味世界のマクロ経済学』 『フラクタル社会の経済学』 『都市と地域の経済理論』『不均衡理論と経済政策』などがある。
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