開発経済学(新版)(現代経済学選書) 諸国民の貧困と富 電子書籍版
4180円(税込)
作品内容
【内容紹介・目次・著者略歴】諸国民の貧困と富 先進国の技術導入を柱に、市場・共同体・国家の適切な統合により途上国を発展軌道に乗せる政策を示す。日経賞受賞。新版では「アジアの金融危機」の実証分析と、説明の改良とりわけ内政的経済成長論に新たな解説を加えた。資料も全面的に最新のデータへ更新した。【目次より】新版に寄せて序論 開発経済学の課題「開発経済学」と「開発途上国」 本書の構成1 経済発展の理論的枠組1.1 社会システムの発展過程1.2 誘発的革新の理論1.3 理論的枠組と途上国の現実2 開発途上国の発展展望2.1 国際比較へのアプローチ2.2 経済成長と構造変化2.3 投資・貯蓄・物価2.4 人的資本の向上2.5 人ロ・資源・食料3 人口成長と天然資源の制約3.1 経済発展と人口成長3.2 人口成長の経済理論3.3 資源制約説の系譜4 資源の制約を打破するには4.1 科学的農業の可能性4.2 「緑の革命」の展望4.3 誘発的革新への障害4.4 余剰資源にもとづく発展5 資本蓄積と経済成長5.1 アダム・スミスからマルクスヘ5.2 第2次大戦後の開発論と開発政策5.3 新古典派的生産関数と成長モデル5.4 成長会計による検証5.5 成長パターンの変化6 技術進歩とその源泉6.1 成長パターンの様式化6.2 成長パターン変化の技術的基礎6.3 技術進歩の源泉を求めて7 所得分配と環境問題7.1 経済成長と所得分配7.2 不平等化の要因7.3 停滞と貧困7.4 経済発展と環境問題8 市場と国家8.1 市場と国家の経済機能8.2 幼稚産業保護論をめぐって8.3 開発モデルの盛衰8.4 開発理論のパラダイム転換8.5 アジア金融危機が意味するもの9 共同体の役割9.1 共同体の機能9.2 途上国農村の構造9.3 共同体と経済合理性 フィリピンでの観察9.4 共同体の失敗とその補正付論 技術進歩に関する理論的補足参考文献※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。速水 佑次郎1932~2012年。経済学者。旧・東京都立大学名誉教授、文化功労者。東京大学教養学部教養学科卒業、米国アイオワ州立大学経済社会学部大学院博士課程修了(農業経済学博士号)。専門は、農業経済学・開発経済学。著書に、『日本農業の成長過程』『農業経済論』『開発経済学(新版)諸国民の貧困と富』などがある。
作品情報
作者の関連作品作者の作品一覧