せんそう 昭和20年3月10日 東京大空襲のこと 電子書籍版
1056円(税込)
作品内容
わたし(千恵子)は東京・浅草の洋品店で育ちました。チーコと呼ばれていました。兄弟たちは疎開し、父親は戦争にいってしまいます。1945年3月の寒い、風の強い夜、なんの前ぶれもなくやってきたB29爆撃機の大軍のために、焼夷弾で町中が焼かれ、わたしは母親と、母親が縫って作ってくれた人形をもって、無我夢中で逃げました…10万人以上が一夜で亡くなった、世界最大の空襲・東京大空襲。本書は、作者みずからの体験をもとに描かれた、初の本格的な東京大空襲の絵本です。作者の塚本千恵子が少女時代に体験した、この空襲において、母親の犠牲により一命をとりとめた実体験を、息子の画家・塚本やすしが絵本にまとめました。
作品情報
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