眼の神殿 ――「美術」受容史ノート 電子書籍版

  • 眼の神殿 ――「美術」受容史ノート 電子書籍版
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    作品内容

    明治洋画の開拓者・高橋由一が構想し、遂に未完に終わった「螺旋展画閣」(1881年)。時代の力動を体現するこの構想は、あるひとつの言葉、「美術」の生成と軌を一にしていた。由一の事業着想の背景、博覧会・美術館・美術学校など諸制度の誕生、フェノロサと国粋主義運動……。入念な史料分析によって、官製訳語がいかにして成立し、定着=規範化していったか、その過程が明るみに出される。鮮烈なまでに露わとなるのは、「美術」という言葉が紛れもなく時代の分水嶺を象っていたことだ。制度論の視角から結晶化していく概念史。それは、以降の美術史研究を一変させた。第12回サントリー学芸賞受賞。

作品情報

出版社
筑摩書房
提供開始日
2021/04/09
ジャンル
ビジネス・実用
連載誌/レーベル
ちくま学芸文庫

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