リドリー・スコット 電子書籍版
1760円(税込)
作品内容
『エイリアン』『ブレードランナー』『グラディエーター』『プロメテウス』……SFから歴史劇まで、幅広い題材を描きながら、文明論、悪意、暴力など明確なテーマ性と独自の映像美で、いまなお第一線で活躍し続けるリドリー・スコット。その魅力と本質をさまざまな角度から読み解く!【内容】《論考》◎人生は儚き夢のごとく―リドリー・スコット小論/渡部幻◎対決あるいは決闘の本質論―『デュエリスト/決闘者』をめぐって/石上三登志◎リドリー・スコット作品における宇宙と人類/藤田直哉◎アンドロイドの哀しみ―『ブレードランナー』をめぐって/川本三郎◎イッツ・オカルト・タイム―リドリー・スコットの過去・現在・未来/海野弘◎現実と虚構をつなぐ映画都市―リドリー・スコットがつくりだす「世界」/五十嵐太郎◎風景と身体 ―リドリー・スコット映画の俳優たち/大森さわこ◎車は走り続ける ―『テルマ&ルイーズ』が開いた道/佐藤結◎『白鯨 モービィ・ディック』にコト寄せて―絵画の人リドリー・スコット/滝本誠◎誇り高き者の確執、愛憎/内海陽子◎高潔と反逆の狭間で―スコットが描く歴史スペクタクルの本質/相馬学◎混沌においてスターの顔は、もはや個を区別するためのタグでしかなく。―『ブラックホーク・ダウン』をめぐって/伊藤計劃◎二〇二〇年に『ブラックホーク・ダウン』を観る/生井英考◎リドリー・スコットの私映画―『マッチスティック・メン』の面白さを検証する/山口猛◎在ることをめぐる絶望―『悪の法則』に見るリドリー・スコットの眼の底力/川口敦子◎リドリー映画はやはりSF的興奮に溢れている―『エイリアン』から『オデッセイ』へ/ミルクマン斉藤《コラム》◎リドリー・スコットの生い立ちと原体験/稲田隆紀◎リドリー・スコットは語る/渡辺麻紀◎リドリー・スコット映画のスタッフワーク/佐野亨◎リドリー・スコットを語る/渡辺麻紀《インタビュー》◎押井守 サーにしか描けないものがある《その他》◎フィルモグラフィー◎リドリー・スコット映画のポスター◎リドリー・スコットを読み解くためのブックガイド.◎DVD & Blu-rayソフト一【編者プロフィール】佐野亨(さの・とおる)編集者、ライター。1982年生まれ。出版社勤務を経てフリーランスへ。『90年代アメリカ映画100』(芸術新聞社)『心が疲れたときに観る映画』(立東舎)『映画は千の目をもつ』(七つ森書館)『釣りバカ日誌 映画大全』(河出書房新社)などの編集のほか、文藝別冊シリーズの『ウディ・アレン』『大林宣彦』『竹中直人』『高畑勲』などの執筆・編集も担当している。キネマ旬報ベスト・テン選考委員。NFAJ客員研究員。
作品情報
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