なぜ、英語では「虹は出ない」のか?――日本語と英語の対比から読み解く英文法 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
英語をきちんとマスターするカギは、日本語の正しい理解にあった! 30年間にわたり英語圏の若者に日本語を教え、日英両言語の違いを熟知する著者が解き明かす、中学英文法のツボ「空に虹が出ていました(日)」vs.「私は空に虹を見ました(英)」雨上がりの空にかかった大きな虹。日本語話者は「空に虹が出ていました」と手持ちカメラに映った映像を素直に表現すのに対し、英語話者は「私は空に虹を見ました(I saw a rainbow in the sky.)と、虹と虹を見ている自分とを、幽体離脱して俯瞰して眺めているかのように表現する。同じものを見ているはずなのに、英語と日本語とでは、なぜ大きな違いが生じるのか。また、その違いをきちんと理解すると、英語力のアップにどのように繋がるのか。中学英語教科書に登場する英文を素材に、筆者が解き明かす。出発点が日本語だから予備知識は豊富やり直し英語本のほぼ全ては、英語が出発点。しかし、この本は日本語が出発点。多くの日本語の文章に主語がないのに、英語には不可欠。どうしたらよいのか? 日本語の「~ている」1語が、英語では現在進行形・現在形・現在完了形の3つの時制にまだがる。どう使い分けていたらよいのか? 「当たり前」すぎて意識していなかったような問題が次々出て来ます。そうした問題を改めて考えることで、日本語と英語の関係が深く理解できるようになります。【対象レベル】英語初級以上【著者プロフィール】松本隆:アメリカ・カナダ大学連合日本研究センター元教授。著書に『日本語能力試験N1に出る重要単語集』『日本語教師必携ハート&テクニック』『合格できる 日本語能力試験N4・N5』(アルク刊)など。
作品情報
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