花の賦 電子書籍版
1144円(税込)
作品内容
10年にわたって書き継ぎブログに掲載された文章のなかから、秀作23篇を選出しまとめた作品集。著者の知的感興が赴くまま、長短の小説、詩、文芸評論や書評、美術論から武道論までを収めた。あたかも咲き乱れる多種多様な花々のごとく、ジャンルは多岐に広がった。こうした花の彩りにちなみ、書名を「花の賦」とした。偶然にも、作品の多くに花の点景がそこかしこに見えている。花が咲くとは笑うことでもあるらしい。誰が笑うことを愛さざらんか。人生の儚さが漂う小説「貴腐ワイン」、日本の近現代史について論じた評論「小林秀雄の初期像」、創作の秘密に迫った美術論「アンリ・マティス試論」などを収録。前著『海の賦』などに続く著者渾身の第4作
作品情報
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