京都異界に秘められた古社寺の謎―歴史を動かした京千二百年の舞台裏 電子書籍版
1430円(税込)
作品内容
■民俗学第一人者による「もうひとつの京都」案内1200年もの歴史を有する京都には「裏の貌」と呼べるべき痕跡が至る所にあり、神社や古寺は時代を超え、「現世」と「異界」のつながりを感じやすい場でもある。「怨霊と御霊」「殺戮と鎮魂」「葬地と聖地」…テレビ番組でも話題を呼び、広がりつつある京都異界ブーム。オモテとウラの両面から知る「もうひとつの京都」。<本書で紹介する古寺社の例>【怨霊鎮魂】史上最強の怨霊を鎮める「白峯神宮」【天変地異】敗者の霊を鎮め疫病を祓う「御霊神社」【冥 府】冥界への通路が潜む「六道珍皇寺」【首 塚】二つの怨霊を封じ込めた「明智光秀の首塚」【怪異譚】安倍晴明と魔界をつなぐ「一条戻り橋と真如堂」【丑の刻】京都の深層に宿る鬼女の怨念「貴船神社と鉄輪井」【酒呑童子】鬼の首を埋めて化外の民を退ける「首塚大明神」etc.[目次]序 章 京都のほんとうの魅力第1章 敗者の怨念を鎮める神社第2章 異界との境界だった神社・古寺第3章 京都に生きた人びとの墳墓としての神社・古寺第4章 古都の魔界への入口としての神社・古寺<編者略歴>新谷尚紀(しんたに・たかのり)1948 年広島県生まれ。早稲田大学第一文学部史学科卒業。同大学大学院文学研究科史学専攻博士後期課程単位取得。社会学博士(慶應義塾大学)。現在、国立歴史民俗博物館名誉教授、國學院大學大学院客員教授。著書に『伊勢神宮と出雲大社』(講談社学術新書)、『神道入門』(ちくま新書)など多数。<執筆協力>古川順弘 (ふるかわ・のぶひろ)1970年、神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。宗教・歴史分野を扱う文筆家・編集者。『人物でわかる日本書紀』(山川出版社)。『古代神宝の謎』(二見書房)、『神と仏の明治維新』(洋泉社)ほか著書多数。本書では第1~4章、コラムを担当。【写真提供】仏野念仏寺、積善院、青蓮院門跡、瑞泉寺、Adobe Stock、写真AC、国立国会図書館、古川順弘※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『京都異界に秘められた古社寺の謎―歴史を動かした京千二百年の舞台裏』(2020年9月17日 第1刷)に基づいて制作されました。※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
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