臆病な都市 電子書籍版

  • 臆病な都市 電子書籍版
  • 1617円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    新型コロナ感染拡大の前に書かれた、新鋭による問題作。鳥の不審死から始まった新型感染症流行の噂。その渦中に首都庁に勤めるKは巻き込まれていく……。組織の論理と不条理、怖れと善意の暴走を生々しく描く傑作。組織の内部を描くという点で、物凄い洞察力を持った作家だ。――亀山郁夫 コロナがこうなる前に書かれているというのに凄みを感じる。――安藤礼二 まったく、なんだってあんな根拠のないものにそうすぐ振り回されてしまうのだろう。それとも本当に、ただ自分のあずかり知らぬところで未知の病気が広まりつつあるのではないか、とも考えてみたが、やはり実感は湧かない。家々から漏れる灯りがそこここに生活が在ることを教えてくれる。言い知れぬ不安が、影のように自分のあとを追ってきている気がした。――本書より

作品情報

出版社
講談社/文芸
提供開始日
2020/07/29
ジャンル
文芸

作者の関連作品作者の作品一覧

この作品が好きな方はこちらもおすすめ