女ひとり永田町を走り続けて50年 角栄、慎太郎、ゴルバチョフから学んだ智恵 電子書籍版
1870円(税込)
作品内容
【目次より】はじめに序章 永田町から始まったビジネス第1章「佐藤事務所」で学んだ人間力第2章 田中角栄の優しさに感謝第3章 「吉香」を設立第4章 絶体絶命のピンチに学ぶ第5章 世界平和実現のためゴルビーを招聘第6章 全国商工会議所女性会連合会会長に第7章 すべての出会いに感謝をおわりに【本文より】 思い出は数多くありますが、ひとつだけと問われたら、40年前、故田中角栄先生から言われたひとことを挙げます。 会社を設立した年の暮れでした。たまたま仕事でホテルニューオータニへ行った際のことです。暮れのホテルは人でにぎわっていました。ふと振り返ってみますと、だいぶ離れてはおりましたが、ホテルで用事を終え、お帰りになる田中先生がお車に乗られるところでした。礼儀としてお見送りしようとした時のことです。 私に気づいた田中先生から手招きされましたので、近づきますと「正月は迎えられるのか。いつでも何でも言って来いよ」と、微笑みながら声をかけてくださったのです。 経営者として年を越すことの重みをまさに痛感していた時期でしたから、お見送りの後、涙が溢れ出て止まりませんでした。
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