スタディサプリ三賢人の学問探究ノート (1)人間を究める 電子書籍版
1320円(税込)
作品内容
偏差値でもない、知名度でもない、新しい時代の進路選びに。超豪華研究者9名が伝えたい、子どもたちへのメッセージ 最先端で活躍する研究者たちの生きざまを、『人間を究める』『社会を究める』『生命を究める』の3テーマで収録。教育改革真っただ中の今だからこそ、これからの進路について、親子で読みたいシリーズの登場です。変化の激しい時代の中でも、子供たち自身が自分らしい進路選択を描いていくためのヒントが、きっと見つかります。--------------進みたい道を、探究しながら、自分で創りだす。子どもたちだけではなく、新しい時代を迎えるすべての人たちへ。生き抜くための本質が、この本には詰まっている。コルク代表 佐渡島庸平(ドラゴン桜/宇宙兄弟プロデューサー)--------------◆本書「はじめに」より すべての始まりは、小さな気づきだった。私たち「スタディサプリ進路」は、高校生に向けて、自分らしい進路選択を応援するための情報を編集し、届けています。多くの研究者や仕事人に取材をする中で、ひとつ気づいたことがありました。どんなにすごいと言われる研究や、社会のあり方を変えてしまうような取り組みであっても、そのはじまりは意外にも、身近な出来事や気づきであることが多いという事実です。このシリーズに出てくる賢人たちのはじまりも、そうです。昆虫の色の不思議。教室での違和感。親戚からもらった生き物図鑑を開いたこと。きっかけは、誰にでも起こりうる、身近な出来事です。しかし、その小さなきっかけを「面白い!」と感じたからこそ、熱中への扉が開かれ、結果として「人間」「社会」「生命」といった壮大なテーマへとつながっていきました。賢人たちの熱中のストーリーは、あなたにどんな気づきを与えてくれるでしょうか。このシリーズが、あなたなりの熱中と出会い、そして未来へとつながっていく、ひとつのきっかけとなりますように。◆スタディサプリ 進路とは「学びたい」「学んでよかった」がもっと増えていく世界を目指して、高校生の皆さんが進路を選ぶために必要な情報を、テキストやWEBサービスを通して届けています。働くこと、学ぶこと、そして学校について、さまざまな観点で紹介することで、自分らしい進路選択を応援します。※当シリーズは、スタディサプリ進路が高校生向け進路教材(非売品)としてリリースした「学問探究BOOK」を起点に誕生しました。学校内外からの好評をいただき、書籍化の要望を多くいただいたため、再編集の上で3冊の書籍として新たに出版します。出版社からのコメント 本書の目次 はじめに 1 知能はつくることができるのか? 松尾豊先生 人工知能 世の中にあるものや、できごとの「理由」を考えてみる コンピュータで「人間とは何か?」がわかるかも! ポケコンに夢中になった小学生 大学で出合った人工知能の研究 「イヌとネコの見わけ方」を説明できるか 人間の思考が何らかの「計算」なのだとしたら コンピュータの認識に必要な「特徴量」の獲得 「たくさんデータをくれたら、自動的に特徴を見つけます」 今日もあなたのまわりで、人工知能が活躍している 挑戦の場は研究室の中だけではない 合理的でなくなったもの」を見抜いて生きよう まだ人工知能はできていない……。ラッキーだ! 「普通に考えて」おかしいところにチャンスがある もっと究めるための3冊 2 ヒトはいつ大人になるのか? 長谷川眞理子先生 行動生態学・自然人類学 見て、聞いて、触って、嗅いで、「本物」に会えばわかる チンパンジーより、「人間」のほうが変! 動物を追いかけて、いざ未踏の地へ 21世紀の「ドリトル先生」に立ちふさがった壁 他の動物には見られない、ヒトの不思議 早めに赤ちゃんを卒業するのに、なかなか大人にならない人間 チンパンジーは離乳してまもなく大人になる 子どもを産めても大人ではない人間 急にムカッ! 大声や手が出るのは「子どもの証」 3000人の子どもを、25年かけて追う 10歳から35歳の間に、一体何が起きる? 唾液からも調べる「思春期」の変化 25年のおつきあい、誕生日もお祝いします スマホを置いて、「本物」を見にいこう 次の謎は「スマホと生きる子どもたち」 ハングリーさが減るのは、ある意味しょうがない “電池切れしないカブトムシ”を見て もっと究めるための3冊 3 物語に描かれている「人間」とは? 廣野由美子先生 英文学・イギリス小説 ただ読むだけはもったいない、「物語」とのつきあい方 前向きな少女アンたちとの出会い 「少女物語」に自分を重ねた少女 悩んだときは、本の世界へ 読書三昧から文学研究の道へ おもしろい! 感動した! ではなぜダメ? 趣味の読書と作品研究の大きな違い イギリスとアメリカでは「人間の描き方」が違う? 「私」が誰かによって、見える世界が変わる 小説の「語り手」は大事な手がかり 『フランケンシュタイン』の3人の語り手 あなた以外の目で、世界を眺めてみよう “人類の宝”を再発見してほしい 普段は役に立たないけれど、いざというとき役に立つ もっと究めるための3冊 著者について 松尾豊先生(まつお・ゆたか) 1975年香川県生まれ。東京大学工学部卒業。東京大学大学院博士課程修了。スタンフォード大学客員研究員などを経て、現在は東京大学大学院工学系研究科教授を務める。専門は人工知能。 長谷川眞理子先生(はせがわ・まりこ)1952年東京都生まれ。東京大学理学部卒業。イェール大学人類学部客員准教授、早稲田大学教授などを経て、現在は総合研究大学院大学学長を務める。専門は行動生態学・自然人類学。 廣野由美子先生(ひろの・ゆみこ)1958年大阪府生まれ。京都大学文学部独文科卒業。英文学に転向後、神戸大学大学院博士課程、学術博士。山口大学教育学部助教授などを経て、現在は京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は英文学・イギリス小説。※すべての経歴は、2020年3月時のものです。
作品情報
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