ガリヴァーの帽子 電子書籍版

  • ガリヴァーの帽子 電子書籍版
  • 770円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    もういちど、ガリヴァーを呼び戻すために――。名手・吉田篤弘が贈る、おかしく哀しく奇妙で美しい、色とりどりのおもちゃ箱のような短編集。それは、「テントン」と名乗る男から来た一本の電話が事の起こりだった。男の誘いに乗り、新聞記者のSはある島へ向かう。出迎えたのはミニチュアの家が連なる街と、赤児ほどの背丈しかない男。「ようこそ我らの王国、リリパットへ……奇妙な味わいの表題作「ガリヴァーの帽子」元作家と元シェフが暮らし始めた洋館に現れた王子の奇妙な顛末を描く「孔雀パイ」奇妙な夢の中で、川を下りながら鰻屋を経巡る「ご両人、鰻川下り」シャンパンの泡たちの短い一生を描いたおかしな寓話「かくかくしかじか」ほかに、コーヒーカップを持つと手がなぜか震えてしまう「手の震えるギャルソンの話」、彼女の残していったトースターをめぐる奇妙な出来事を描いた「トースターの話のつづき」など。読む人々を、不思議な世界へといざなってくれる、物語好きの大人のための8編。

作品情報

出版社
文藝春秋(文芸)
提供開始日
2020/03/13
ジャンル
文芸
連載誌/レーベル
文春文庫

作者の関連作品作者の作品一覧