住宅建築 2024年2月号 電子書籍版
1900円(税込)
作品内容
住まい 100年後の風景 20年後、30年後、100年後、さらにその先に向けて、どんな建築をつくるべきか。一言でいえば、住まい手や使うひとが「愛着を持てる建築をつくること」。これに尽きるのではないだろうか。それはつくり手が果たすべき役割であり、その答として現れてくるかたちは多様だ。過去の建築が今の私たちに影響を与えているように、今の建築が、未来を生きるひとたちに何らかの影響を与えるだろう。だからこそ、建築は長い時間を見据えてつくらなければならない。 ●特集 住まい 100年後の風景 ●第1部 健やかに住まう/自然を育む石場建て 文=水野友洋●生物たちが心地よ環境を育む石場建ての民家 音楽家の家 設計=水野設計室/水野友洋●家づくりのプロセス ―石場建て・建て方・土中環境再生 文=水野友洋●茅葺きと火の暮らしを繋ぐ 愛知の茅葺き再生 改修設計=水野設計室/水野友洋●「気候風土適応住宅」を正しく理解し、地域に根差した住まいづくりを●土を使った快適な住まいを伝建地区に新築する 有松再生プロジェクト 設計=トヨダヤスシ建築設計事務所/豊田保之●土と職人を生かす 文=豊田保之●町と緑を介して繋がり、開いても閉じても心地良い住まいへ 甲府の家2 設計=伊礼智設計室●心地よさのものさしを探して 文=伊礼智●第2部 受け継がれる住まい 吉村順三と猪熊弦一郎、二人の友情が生んだ創作と交流の場 猪熊邸 設計=吉村順三●座談 吉村順三と猪熊弦一郎 生活に寄り添い、手を動かし続ける 片岡葉子・大澤悟郎・吉村隆子 聞き手=松隈洋●既存を継承し、新たな都市の風景を創造する NAH6601・GLH1209 設計=鈴木恂+内木博喜/AMS architects●大佛が愛し、文化人たちが集った茶亭を再生 旧大佛次郎茶亭 茅葺き施工=くさかんむり●鎌倉から世界を考えた文人・大佛次郎が残した 茅葺き屋根の数寄屋建築 文=岡崎麗●第3部 循環する住まい 森に生かされた新たな暮らしのはじまり ―サスティナヴィレッジ鳴子と鳴子こども園- 文=安藤邦廣●木を段階的に利用し、持続可能な暮らしを目指す サスティナヴィレッジ鳴子 配置計画=伊坂デザイン工房/伊坂重春+相羽高徳 長屋棟、戸建住宅棟、エネルギー棟設計=里山建築研究所/安藤邦廣 研修棟移築改修設計=伊坂デザイン工房/伊坂重春●木に触れ、遊び、学び、自然と共に生きる心を育む 鳴子こども園 設計=里山建築研究所/安藤邦廣●座談 東日本大震災からの復興、 森林を基盤とした持続可能な地域社会を目指して 大場隆博・大場江美・成田雅宏・菅原仁人・菅原正義・小林休・猪股純子・ 鈴木久美子・安藤邦廣・岡原玄八●木材生産の現場から―大場隆博さんに聞く●シリーズ 研究室からフィールドへ 第43回 加子母木匠塾2023●連載 INTERIOR -Open×Intimate- 第31回 Endo’s Loft MIKI TAKASHIMA●手描き図面に込めた想い 第16回 広瀬鎌二の建築 その4 SH-67 監修・文=広瀬鎌二アーカイブズ研究会●書評 『人間がいなくなった後の自然』(カル・フリン 著、木高恵子 訳、草思社) 評者=鞍田崇●イベント●プロフィール/次号予告
作品情報
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