CONFORT 2024年6月号 電子書籍版
1600円(税込)
作品内容
ホテルがデザインするアイデンティティ 非日常の宿泊体験を提供するホテルでも、 地域の個性を取り入れて、 その土地らしさを表現をすることがめずらしくなくなりました。 最近は、宿泊施設が地域の魅力を伝えていくメディアとなるだけでなく、 さらにその場所を活性化させる拠点として、 街づくりをリードする存在となっています。 いわゆる観光地ではなかったところでも、 ホテルや宿をつくることで、その周辺の店舗や飲食店、観光施設などの輪を広げ、 さまざまな人を呼び込むきっかけをつくります。 さらに、宿泊施設をつくることは、 自らのアイデンティティを追求することにもつながります。 これからは、ホテルがアイデンティティをデザインする時代です。 ●ホテルがデザインするアイデンティティ●緒方慎一郎がつくる宿●時をかけるホテル Case1 年月をまとう、ふたつの数寄 沼津倶楽部(静岡県沼津市) 茶亭棟梁 柏木祐三郎 別邸設計・茶亭改修設計 渡辺 明●時をかけるホテル Case2 建築の伝説を継承する HOTEL IL PALAZZO(福岡県中央区) 建築設計 アルド・ロッシ 改修設計 内田デザイン研究所●地域を再発見する宿 その1 城崎温泉の旅館再生●地域を再発見する宿 その2 先人の精神を継ぐ●もてなしのしつらえ●大きな景色の中に浮かぶ小さな桜の船●いまを映すホテルの水まわり●空間トーンを調える内装材●MONOMIRU●連載 先生と学生たちは、今こんなことを考えている。 ケンチク学ビバ 第59回 大阪公立大学 生活科学部 居住環境学科 教授 小伊藤亜希子 講師 土井脩史●寄り道! ニッポン家具産業史 第11回 ロードサイドで家具を売る●実測野帳は語る たてものとの対話と旅 第52回 中国・雲南省の土着の家 ひしゃいだ竹の壁●CONFORT NEWS●鈴木明著『ル・コルビジェの身体図像』/ 松井薫著『京都の町家に学ぶたしかな暮らし』
作品情報
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