桜の木の見える場所 電子書籍版
1485円(税込)
作品内容
少しずつ見えなくなる恐怖と闘う勇気の物語。子どもはだれだって暗やみがこわい。でも、マファルダがこわいのは、目のなかにある暗やみだ。真っ暗闇が訪れるまで、長くてもあと半年--。ある日、9歳のマファルダは、少しずつ視力が失われる難病と診断される。目が見えなくなるってどういうことだろう?目隠しして歩いてみる。暗やみでも歩けるのかどうかを試してみたかったのだ。暗やみでくらすようになったら、どうすれば色がわかるのだろう?不安は、どんどんふくらんだ。それから、マファルダは、やっておきたいことのリストを作り始めた。少しずつ見えなくなっていく、失明の恐怖を、少女の一人称で語られる物語は、読む人の心を打つ。作者自身の体験にもとづいた、生に対する痛いほどの愛情がこめられた、感動の物語。
作品情報
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