Vesta(ヴェスタ) No.122 電子書籍版

  • Vesta(ヴェスタ) No.122 電子書籍版
  • 680円(税込)

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    作品内容

    身近な食から深奥な世界に迫る! ●【特集】世界の台所● 特集アドバイザー/石毛直道(国立民族学博物館名誉教授)●狩猟採集、農業、牧畜など、異なる食料獲得法があるが、食材は環境=自然の産物である。●おなじ食材を使用しても、食文化の違いによって異なる味の料理がつくられる。●料理とは、自然を変形して文化にとりこむ行為である。●旧石器時代に火を使用するようになってから、人類は料理を始め、肉を焼いて食べるようになった。●新石器時代に土器がつくられるようになると、土器に水を入れて煮沸する、煮炊きという技術が成立した。●料理は火と水の利用にはじまるといえよう。●現在の台所でも、火を使うカマドやガスや電気のコンロと、水を使う流し台を中心とした空間となっている。●台所は女性が管理する空間とされてきた。●従来あまり論じられることのなかった、台所から食文化を考えてみようというのが、本特集号の趣旨である。●<特集>●I 生活様式からみる各国・地域の台所● 1.火のある場所は台所だ―森の民の調理場/彭宇潔● 2.イタリア、ピエモンテ州のキッチン/中山エツコ● [トピックス]フランクフルト・キッチン―近代ドイツにおけるコンパクトキッチンの誕生● /須崎文代● 3.中央アジアの農耕民―ウズベキスタンの台所と食文化/今堀恵美● 4.モンゴル遊牧民の台所―新家電がもたらす変化/堀田あゆみ● 5.ベトナムの人びとの台所と食文化―米を中心とした人びとのくらし/鍋田尚子● 6.中国・福建省の台所/砂井紫里● 7.アンデス高地の台所と調理/若林大我● [トピックス]キッチハイク! 多様性のど真ん中に出会った世界のキッチン探訪/山本雅也●II 日本の台所● 1.近代日本における台所のモデル/須崎文代● 2.キッチンの未来像/渋谷篤●III 台所の外部化● 1.近代日本の胃袋を支える台所―在来市場と近代市場/湯澤規子● 2.江戸時代に華開いた「台所」替りの屋台/土田美登世● 3.石窯ピッツァのフードトラック~理想に向かって走る~/久村幸平●特集まとめ 「台所文化考」/石毛直道 ●<連載> ● ☆コーヒー・ハウスの文化論(第3回)「コーヒー・ハウスにおける新しい文学の誕生」● /太下義之● ☆歌舞伎のレシピ(第2回)「初鰹は庶民の憧れ?」/堀越一寿 ● ☆大食軒酩酊の食文化(第52回)「クジラのベーコン」/石毛直道● ☆ミクロネシアの島の暮らしと食(第1回)「生活一般と台所」/山本宗立● ☆文献紹介 藤原辰史著 『縁食論―孤食と共食のあいだ』/松村圭一郎●

作品情報

ページ数
84ページ
出版社
味の素食の文化センター
提供開始日
2021/04/12
ジャンル
雑誌

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