Vesta(ヴェスタ) No.121 電子書籍版

  • Vesta(ヴェスタ) No.121 電子書籍版
  • 680円(税込)

    • 本作品について、無料施策・クーポン等の割引施策・PayPayポイント付与の施策を行う予定があります。
      この他にもお得な施策を常時実施中、また、今後も実施予定です。詳しくはこちら

    作品内容

    身近な食から深奥な世界に迫る! ●【特集】ほっとする食べもの―世界のコンフォートフード● 特集アドバイザー/石田雅芳(立命館大学食マネジメント学部教授) ●今回の特集は「コンフォートフード」である。特にアメリカで使われている言葉で、言葉のピースフルな印象とは少々異なり、かなりジャンクな食品もこのカテゴリーに入るとのこと。不健康なものこそ美味しく感じると言われるが、とかく快適さ、慰め、安らぎ、幸福をもたらす食という、柔らかいテーマで世界各地から発信していただいた。さらには日本の食研究をリードされる方々にも、個人的な体験を元にした魅力的なコンフォートフードについて語っていただいた。●新型コロナによって人々の行動が制限され、あらゆる共食の場を懐かしく思う昨今、ふと立ち返って食の幸せな記憶に想いを馳せてみる。安らぎをもたらす食とは何か、何であったか。ここには子供時代の幸福な記憶、コミュニティの記憶、社会と食、村祭りの食、おばあちゃんの味、きつねうどんなど、実に多様な幸せの形が集結されることになった。●<特集>●I コンフォートフードの源流をたずねる―イタリア● 1.アブルッツォの羊飼いと伝統料理「サーニェ・エ・リコッタ」/グレゴリオ・ロートロ● 2.季節を感じるフィレンツェ人の豊かな食/ファビオ・ピッキ● 3.コラトゥーラ・ディ・アリーチと私の物語/ジュリオ・ジョルダーノ● 4.共同パン窯で焼かれた「クルニエーラ」/パン窯運営団体代表● 5.ヴァルキアヴェンナの「ヤギのバイオリン」/グイド・スカラメッリーニ●II 海外のコンフォートフード● 1.母がつくる朝ごはん/ティーダ・タウング● 2.祖国の歴史と食のノスタルジア/オルガ・シュトゥキナ● [トピック]スローフードで注目されるトナカイ遊牧民サーミの食/アネリ・ジョンソン● 3.「慰め」とは何か~アメリカの「罪深き」コンフォートフード/加藤裕子● 4.食と文化の交流点ドバイのコンフォートフード、ビリヤニ/御供理恵● 5.韓国人にとってのコンフォートフード、心癒やされる味―テンヂャンチゲと西海の幸―/守屋亜記子●III 日本のコンフォートフード● 1.コンフォートフード―次世代へつなげたいふるさとの味/今田節子● 2-1.故郷・北九州のコンフォートフード/江頭宏昌● 2-2.きつね、食べたことありますか?関西の定番、おつゆのうどん文化/熊谷真菜● 2-3.黒と白の海と草原につながる食品/石井智美● 3.クックパッドにみる「懐かしい食」/伊尾木将之● 4.「ほっとする食」の科学的アプローチ/山崎英恵●特集まとめ 「おいしさ」の記憶/石田雅芳● ●<連載> ● ☆コーヒー・ハウスの文化論(第2回)「「ペニー大学」と呼ばれたコーヒー・ハウス」/太下義之● ☆歌舞伎のレシピ(第1回)「義士を悩ます蛸の足」/堀越一寿 ● ☆大食軒酩酊の食文化(第51回)「酩酊の昼食」/石毛直道● ☆文献紹介 松島憲一著 『とうがらしの世界』/山本宗立●

作品情報

ページ数
76ページ
出版社
味の素食の文化センター
提供開始日
2021/01/12
ジャンル
雑誌

同シリーズ

作者の関連作品作者の作品一覧