超高齢社会 ―進む少子化、近づく多死社会― 2011/04/20 電子書籍版
1928円(税込)
作品内容
総務大臣・片山善博 推薦!日本はこの大波を乗越えることができるのか!?今何が問題で、どうすればいいのか!?政治には何ができる? ●1 はじめに―超高齢化社会とは:増大する社会保障費と消費税アップ問題―●急速に進む少子高齢化に対して、これまでにとられた社会保障費の抑制策、急務とされる消費税率の引き上げについて考える。●2 これまでの日本の福祉を支えてきたもの―「家族の介護力」「地域支えあい」ともに次第に弱く―●低下する、家族・地域・企業による「介護力」。公的な介護保険の責任能力、地域による助け合いの領域について考える。●3 介護保険、介護サービス●急増する介護費用。公費投入のための消費税率の引き上げ、それを行った場合の見通しを論じる。●4 進む少子化、人口減少社会、どうとめるか―このまま進んだら日本はどうなる―●止まらない少子化の背景を概観し、どう食い止め、改善していくかを考える。●5 新たに介護予防事業が登場―これへの批判と問題指摘―●介護予防事業の背景、地域包括センターの問題点を全国各地からの批判、問題指摘から見る。●6 近づく多死社会―あなたは終末期、「死」とどのようにして向き合うか、迎えるか―●終末期医療、孤立死・孤独死の増加、尊厳死など、近づく「多死社会」にどう向き合うかを考える。●7 介護職員の離職増加とその待遇問題●相次ぐ職員の離職、人材流出、事業所の閉鎖。介護の現場の問題を考える。●8 在宅介護●訪問介護事業所の閉鎖、ケアマネージャーへの締め付けなど、「在宅」が抱える問題から、その良し悪しについて考える。●9 施設介護(その1)●特養ホーム、老健施設の現状から、そのあり方、利用の仕方を考える。●10 施設介護(その2)●グループホーム、居宅サービス、宅老所、ケアハウス、軽費老人ホームなど、様々な形で行われている施設介護を概観する。●11 医療●今世紀最大の課題である認知症、脳梗塞を取り上げ、高価な薬剤の問題など、高齢者医療にについて考える。●12 長寿の時代●100歳以上がここ10年で1万人から4万人に増加。長寿社会と長寿の秘訣を論じる。●13 変わる葬式と墓地●高齢化が進むにつれ、個性化してきた葬儀。大都市で増えてきた「合葬式」。変わりゆく葬儀について概観する。●14 高齢者虐待、児童虐待●増加の一途を辿る高齢者虐待、児童虐待。その背景を探る。●15 定年・年金●高齢社会を迎えた今、60歳での定年は早すぎる。定年と年金制度を考える。●16 生活保護●急増する生活保護、生活保護を狙った「貧困ビジネス」など、生活保護と貧困の問題を考える。●17 成年後見制度●制度の発足から10年。期待された「市民後見人」は伸び悩んでいる。成年後見制度を見つめなおす。●18 ひろがる無縁社会●その存在が続々と明らかになった行方(生死)不明の高齢者、希薄になる血縁・地縁・社縁。ひろがる無縁社会を考える。●19 現代の貧困、とくに若者の貧困●実は「貧困大国」の日本。6人に1人は貧困状態だといわれている。若者の貧困問題について考える。●20 高齢化する都市・変わる都市●商店街の衰退、老境迎えるニュータウンなど変わりゆく街はどうなるのか? これからの都市づくりを考える。
作品情報
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