日本語の焦点 日本語「標準形」の歴史 話し言葉・書き言葉・表記 電子書籍版

  • 日本語の焦点 日本語「標準形」の歴史 話し言葉・書き言葉・表記 電子書籍版
  • 1980円(税込)

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    作品内容

    「スタンダード」とは本来は標準語のことである。しかし。「標準語」というと、たいていは、明治以降の「標準語」を思い浮かべるだろう。現在、アナウンサーがしゃべっている言葉、東京山の手の言葉などと言われるあの言葉だ。ところが、本書では、江戸期以来、一貫して「話し言葉の標準形態」つまり「標準語」があったと考えている。これを、一般にイメージされる「標準語」と区別して「標準形(スタンダード)」と呼ぼう。書き言葉にも、標準形があった。これも、歴史をたどれば、室町時代までさかのぼる。書き言葉を書く際の表記にも、標準形はあった。これも、明治維新と供に成立したものではない。いわゆる、仮名遣いの問題である。時折言われるように、歴史的仮名遣いは正しいのだろうか。いや、江戸期には、もっと多様で柔軟な表記を許すスタンダードがあった。このようにして、「スタンダード」と言うことを軸として、本書は話し言葉、書き言葉、仮名遣いの歴史に分け入っていく。豊饒な言葉の世界を堪能してください。

作品情報

出版社
講談社/文芸
提供開始日
2019/06/11
ジャンル
ビジネス・実用
連載誌/レーベル
講談社電子文庫

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