チャイナ・ウェイ――中国ビジネスリーダーの経営スタイル 電子書籍版
2420円(税込)
作品内容
正しく知ると、向き合い方も見えてくる。グローバルビジネスにおいて存在感を高める中国。しかし、GDPなどのマクロなデータや、アリババやジャック・マーなど、特定の企業に着目するだけでは見えないものがある。アリババ、レノボ、ファーウェイ、ハイアール、バンケ……急成長する中国企業のダイナミズムを、世界最高峰のビジネススクールの経営学者が徹底解剖。中国企業の経営について知りたければこの1冊!早稲田大学の池上重輔教授による監訳・まえがき。『チャイナ・ウェイ』はアリババの馬雲(ジャック・マー)や、レノボの柳伝志(リウ・チュワンジー)などの中国トップ企業のビジネスリーダー72名に対するインタビューと、著者たちによる綿密な分析と考察を中心に構成されている。中国のビジネスリーダーに関してこれほど包括的に研究し、彼らの思考と行動パターン、そしてリーダーシップの特質について説かれた本はおそらく世界初であろう。――池上重輔(早稲田大学教授、本書監訳者)目次監訳者によるまえがき第1章 序論 アメリカ流ではなく・中国の重要性・チャイナ・ウェイを理解する・中国の巨富の創造者たち第2章 自力での進路開拓・1980年代と1990年代の中国の事業環境・試行錯誤の果てに・柳伝志のレノボ創業・中国を飛び出したレジェンド・王石のバンケ創業・商社・事業転換・王石の新たな組織構造・中国のその他の億万長者・ハナジー創業で中国一の大富豪になった李河君・欧米の影響・結論・巨富の創造者たちが語る「自力での進路開拓」第3章 学習する企業・自己管理型学習・幹部候補向けの学習体験・企業の学習の源泉・リーダーシップ・コーチング・学習への説明責任・覆盤・結論・巨富の創造者たちが語る「学習する企業」第4章 長期的な勝負を見すえた敏捷な戦略・アリババの敏捷性・分権化した組織体制・はるか先を見すえるバンケ・25%・質の高い成長・パートナーとともに成長する・清廉さで導く・リスクと失敗・結論・巨富の創造者たちが語る「敏捷な戦略」第5章 人材管理・共産党における人材管理の発展・共産党に起源を持つ人材管理・実力主義と職の安定性・職場の教育とトレーニング・文化的支柱・会社独自の文化・人による管理・イノベーションによる管理・結論・巨富の創造者たちが語る「人材管理」第6章 トップが絶対権力者・ハイアールグループを変容させる張瑞敏・ビッグ・ボスの権力・人格・謙虚でありつつも大胆に・階層主義と現場主義・粘着剤としての文化・ボスの追放・結論・巨富の創造者たちが語る「ビッグ・ボス」第7章 成長が金科玉条・成長の要因・何のための成長か・成長のための政府・人間関係は私から公へ・海外進出・中国の成長減速はそれほど悪いことか・結論・巨富の創造者たちが語る「金科玉条としての成長」第8章 パートナーシップとしてのガバナンス・コーポレートガバナンスの歴史が浅い中国・中国のコーポレートガバナンスの特徴・中国流のガバナンス・監視役としての役員会・企業リーダーシップにとってのコーポレートガバナンス・結論・巨富の創造者たちが語る「パートナーシップとしてのガバナンス」第9章 独自性は何か、持続性があるのは何か・学習の重要性・知識の呪い・政府とビジネス・ボス・株主の立場・創業者の引退問題・中国人リーダーの教訓から欧米が学べること・永続的なものは何か・結論・巨富の創造者たちが語る独自性は何か、持続性があるのは何か付録1 チャイナ・ウェイの成長付録2 インタビューした中国人ビジネスリーダー謝辞参考文献原注
作品情報
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