康太の異世界ごはん 10 電子書籍版
913円(税込)
作品内容
ものすごいものができちゃったんじゃないかな…食材探しの旅、古い坑道、踊り子たちの夜。おいしいものが人と土地の記憶を繋ぐ。オルエドールで店の仕事や相次ぐ騒動に追われ、すっかり疲れ切った康太。榛美に促されて長めの休暇を取ることにした彼が思い出したのは、踏鞴家給地で毎日のように食べていた“ごった煮”だった。ならば大豆を煮よう――そう決めたものの、西方世界では肝心の大豆がなかなか手に入らない。ようやく定期市で手がかりを得た康太と榛美は、海路と馬車を乗り継ぎ、北方のミリヤツフ村へ。道中で出会った狐人の商人アリーと行動をともにしながら、彼女の故郷に残る内戦の記憶や、忘れられかけた豆料理、土地に根づいた食文化に触れていく。旅を終えてオルエドールへ戻ると、街では別の不穏な気配が強まりつつあった。領主ラザロを悩ませているのは、大オル主義を掲げる民族主義の再燃と、トリカニャフ回廊で進む軍備拡張。軍令官ガリルとの駆け引きの裏では、狩狼官ヨヴァンや、狙撃の才を持つブラニル、ハーフエルフの少女エレオネたちの過去も重なり、二十年前の内戦が残した傷が現在へと影を落としていく。料理と酒、人々の記憶、土地に刻まれた歴史――。康太たちの暮らすオルエドールで、それぞれの物語が静かに交わり始める。中野 在太(ナカノアルタ):静岡県在住。本作にてデビュー。七和 禮(シチワレイ):イラストレーター。「汐汲坂のカフェ・ルナール 」「転醒のKAFKA使い」「お嬢様が、いけないことをたくらんでいます!」「放課後四重奏」「探偵失格」他、ラノベ・TCG等のイラストを担当。
作品情報
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