竜のグリオールに絵を描いた男 電子書籍版
1210円(税込)
作品内容
あまりにも巨大な竜グリオール彼の上には川が流れ村があり、その体内では四季が巡る“舞台”は動かぬ巨竜唯一無二のシリーズ短篇集が遂に日本初刊行初邦訳1篇、初収録2篇を含む全4篇を収録全長1マイルにもおよぶ、巨大な竜グリオール。数千年前に魔法使いとの戦いに敗れた彼はもはや動けず、体は草木と土におおわれ川が流れ、その上には村ができている。しかし、周囲に住むひとびとは彼の強大な思念に操られ、決して逃れることはできない――。奇想天外な方法で竜を殺そうとする男の生涯を描いた表題作、グリオールの体内に囚われた女が見る異形の世界「鱗狩人の美しき娘」、巨竜が産み落とした宝石を巡る法廷ミステリ「始祖の石」、初邦訳の竜の女と粗野な男の異類婚姻譚「嘘つきの館」。ローカス賞を受賞したほか、数々の賞にノミネートされた、異なる魅力を持つ4篇を収録。動かぬ巨竜を“舞台”にした傑作ファンタジーシリーズ、日本初の短篇集。
作品情報
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