つかのまのこと 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
作家・柴崎友香が俳優・東出昌大をイメージし純文学小説を執筆。さらに、<物語>に合わせ写真家・市橋織江がその世界観を撮り下ろし。作家、俳優、写真家。各界で第一線を走るクリエイター3者が集結し、<一冊>を作り上げた、“新しい純文学”。◎内容紹介「わたしのほうが幽霊である、と気づいたのは、早い時期であったように思う。」かつての住み家であったのであろう、“この家”を彷徨い続ける“わたし”。その理由がわからないままに時は移り変わり、家には次々と新しい住人たちがやってくる。彼らの光景を見守り続ける“わたし”は、ここで、いったい何を、誰を待っているのか――。ラスト、あなたはその<結末>に、きっと涙する。あなたは、大切だったあの人の“顔”を、覚えていますか?
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