呪われた部分 ──全般経済学試論・蕩尽 電子書籍版

  • 呪われた部分 ──全般経済学試論・蕩尽 電子書籍版
  • 1265円(税込)

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    作品内容

    「“全般経済学”とは、生産よりも富の“消費”(つまり“蕩尽”)のほうを、重要な対象とする経済学のことである。」経済合理性の範疇に収まらない蕩尽・祝祭・宗教・エロス・芸術は、人間の喜びの本質が有用性の原理に拠って立つ生産・蓄積過程にあるのではなく、消費・蕩尽にあることを示す。本書は人間が不可避的に内包せざるを得なかった「過剰」を考察の対象にして人間存在の根源に迫り、生を真に充実させるために、蕩尽・神聖・恍惚に代表されるこの「呪われた部分」の再考を鋭く強く促す。意識の「コペルニクス的転回」に賭けたバタイユ作品の新訳。巻末に先駆的重要論文「消費の概念」を収録。

作品情報

出版社
筑摩書房
提供開始日
2018/04/13
ジャンル
ビジネス・実用
連載誌/レーベル
ちくま学芸文庫

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