思想の中の数学的構造 電子書籍版

  • 思想の中の数学的構造 電子書籍版
  • 1320円(税込)

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    作品内容

    レヴィ=ストロースが“発見”した親族の基本構造は、まさに現代数学の「群論」そのものであった。それは20世紀の構造主義が、ヨーロッパの正統の流れを、すなわち古代ギリシアにおける思弁と数学の幸福な結合を、現代に“再発見”したことを意味した。そこから見えてくるものは何か。プラトンのイデア数、ライプニッツの予定調和説、カントの認識論、ヘーゲルの解析学/歴史観、ニーチェやオルテガの遠近法主義、フッサールの現象学、さらに、中国周代の易に見る二進法、孟子における階級と関数概念など、精緻な数学的アプローチと該博な知見から生みだされた、ユニークな比較思想史的論考。

作品情報

ページ数
391ページ
出版社
筑摩書房
提供開始日
2017/08/04
ジャンル
ビジネス・実用
連載誌/レーベル
ちくま学芸文庫

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