神隠しの村 電子書籍版

  • 神隠しの村 電子書籍版
  • 764円(税込)

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    作品内容

    大正5年8月。岩手県遠野村で、3人の子供が神隠しに遭った。佐々木喜善の要請を受け、遠野の里を訪れた柳田国男は、早池峰山に住む山人にさらわれたのではないかと推理する。早池峰山には里とは別種の山人の世界があり、子供たちはそこにいるというのだ。 早速、柳田国男や佐々木喜善を中心とする大規模な捜索隊が組織され、子供たちを救出すべく早池峰山の山奥へと入っていく。だが、そこは里人も入ったことのない険阻極まる峡谷だった。折しも豪雨となり、沢の水嵩は増してくる。捜索隊一行は見上げるばかりの大滝に行く手を阻まれるが、柳田国男は滝の上に山人の村があると言い、ザイルを使って危うい登攀を開始する。柳田国男が滝の落ち口にまで達した時、轟音とともに夥しい土石流が襲いかかり、一行を飲みこんでしまう。 やがて佐々木喜善は目を覚ますが、そこは山中の奇妙な一軒家だった。捜索隊はおらず、柳田国男一人が生き残っている。佐々木喜善が声をかけようとした時、柳田国男の姿は消え、一瞬にして奇妙な異世界に包まれる。そこで佐々木喜善が見たものは……。 『遠野物語』に材を取り、座敷童子や河童、マヨイガ等の真相を暴き出したメタホラーミステリ。

作品情報

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