きみと歩けば… 電子書籍版
1320円(税込)
作品内容
盲導犬候補生の子犬――パピーをめぐる可笑しくて泣けるエピソードの数々。 そこから浮かび上がるのは、家族の成長物語。 それはどこにでもあるようで、ここにしかない物語でした。 予備校のカリスマ講師、出口汪とその妻・すみ子。 実は、盲導犬育成ボランティアが彼らのライフワークです。 「ペットを亡くし悲しい思いをしたくない」 「一年預かるだけで死に目に合わなくてすむ」 「かわいい子犬を何度も育てられる」 そう思って始めたはずの盲導犬飼育ボランティア、“パピーウォーカー" ついに出口家にやってきた、黒ラブ(ラブラドール・レトリバー)の女の子、ロンド。 盲導犬になる賢い犬のはずなのに、想像を絶する暴れん坊でした。 トイレの失敗にイタズラの連続、まるで子育てのような奮闘の日々。 しかし、そんな出口家に思いもよらぬできごとが降り掛かったのでした。 「これからどうする?」 「パピーウォーカーを続けるの?」 「もうこんな思いはしたくない……」 パピーが家に来るってどういうこと? そして、パピーウォーカーに必ず訪れる“その日"とは。 犬だけじゃない。確実に成長していく子供たち、そして家族の絆。 どこの家にでもあるような「日常」と、 思いもよらない「できごと」が、読む人を必ず優しい気持ちにしてくれます。 ――200%泣ける、小さな命をめぐる感動の物語 ※売上印税のすべては盲導犬協会に寄付いたします。
作品情報
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