目撃者 電子書籍版
1650円(税込)
作品内容
作家の井上ひさしが「三留理男さんのこと」と題してあの特徴的な文字で書き残した原稿用紙が残っています。そのなかに「三留理男さんはファインダー越しにたくさんの<地獄>を見ている。その地獄にはつねに難民が溢れかえっている。(後略)」とあります。本書は、その三留理男が国際報道カメラマンとしての自らの半生を語り、毎日新聞日曜版に一年間にわたって連載された「目撃された戦後 報道カメラマン 三留理男」に加筆したうえで、2012年3月に刊行された『目撃者』(毎日新聞社)を底本に電子書籍化したものです。三留理男回顧録はそのまま、激動の戦後世界の最前線報告であり、同時代史となっています。
作品情報
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