日大全共闘芸闘委の軌跡 バリケードを吹きぬけた風 II 電子書籍版
この作品は完結しています。(全3巻)
110円(税込)
作品内容
東大闘争のリーダーだった山本義隆氏は『私の1960年代』(金曜日)のなかで、本当の意味での「全共闘」を作り上げたのは日大です、文句なしにそうですと書いている。日大全共闘だけのデモで、日大経済学部前の三崎町の道路が物理的に揺れたのです。日大闘争は、学生大衆の正義感と潜在能力を最大に発揮した闘争であり、その意味で掛け値なしに戦後最大の学生運動で最高の学園闘争だった。いま思い出しても涙が出ます。●第三章亀裂●燃えるバリケード●青春のイキガリ●芸闘委の構図●見抜かれた改革案のからくり●自主カリキュラム●バリケード最大の危機●女子学生のストライキ●封印破り●強姦未遂事件●誰が火炎瓶を投げるのか●分裂した芸闘委●機動隊員が死ぬかも●芸闘委への批判●白熱する活動者会議●分解した写闘委、映闘委●栄光の全学連の歌が流れた●第四章大衆団交●永く暑い夏●初めての大量逮捕●大衆団交は無期延期に●日本全共闘大学●バリの中の生活も変質●「総括ゼロ」という中間総括●巨大な解放区の出現●チェコへソ連軍が侵攻●史上最強のバリケード●機動隊導入●疾走する「芸」のヘルメット●激しい街頭戦●大衆団交前夜●「大衆団交」への流れ●台頭する諸セクト●新たな誇り●互いにレッテルを張る●学生権力の樹立●大衆団交の背景●暗い影●暗く沈んだ勝利感●渦巻く学生の怒り●消えた芸闘委●大勝利に酔う会場●両国講堂の静寂●勝利感と暗い予感●注解
作品情報
同シリーズ
セット
作者の関連作品作者の作品一覧