プロ野球で「エースで4番」は成功しないのか 電子書籍版
770円(税込)
作品内容
2013年のプロ野球で一番のトピックとなったのが、日本ハムの大谷選手が挑んだ「二刀流」だ。本書では、これまでのプロ野球における二刀流の系譜をたどり、知られざる名選手たちの「二刀流」エピソードを明らかにしていく一人の野球選手が、投と打の両面において活躍する「二刀流」。2013年のプロ野球、大谷翔平の「二刀流」挑戦が大きな話題となっている。当初は評論家らを中心に、大谷の二刀流には懐疑的な意見が多かったが、交流戦終了時点では、高卒ルーキーながら投では157kmの速球で先発2戦目に初勝利を挙げ、打では打率3割を超えてクリーンアップも任される活躍をしている。プロ野球の歴史を見ると、二刀流の選手がいなかったわけではない。プロ野球黎明期の1リーグ制の時代では、川上哲治など野手と投手を兼任する選手も多かった。また2リーグ制になって以降でも、野球解説者でもおなじみの関根潤三などは二刀流経験者の一人だ。また1970~80年代頃までは、打力を兼ね備えた投手も多く、ファンを沸かせていた。本書では、これまでのプロ野球における二刀流の系譜をたどり、知られざる名選手たちのエピソードを紹介。プロ野球の二刀流の歴史を紐解くことで、大谷選手の二刀流成功の可能性にも迫る。■著者紹介小野 俊哉(おの・としや)1961年、岡山県生まれ。早稲田大学で箱根駅伝をめざすも挫折。自転車で日本縦断のあとインド・ネパールを走破するなどサイクリング野郎となる。2003年にスポーツ・アクセス社を設立し、Webメディアでスポーツコラムを寄稿。また共同通信社に非常勤で勤務。各メディア及びメジャー球団に情報提供を続けている。著書に『全1192試合 V9巨人のデータ分析』(光文社新書)などがある。
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