零から壱へ。犬好きな人はつい涙する感動の物語。 電子書籍版
328円(税込)
作品内容
10分で読めるシリーズとは、読書をしたいが忙しくて時間がない人のために、10分で読める範囲の文量で「役立つ」「わかりやすい」「おもしろい」を基本コンセプトに多くの個性あふれる作家様に執筆いただいたものです。自己啓発、問題解決、気分転換、他の読書の箸休め、スキルアップ、ストレス解消、いろいろなシチュエーションでご利用いただけます。是非、お試しください。まえがき娘も二桁の年齢を過ぎると反抗期が始まって面倒くさい。小さいときは可愛かったのに。勉強が嫌だの、遊びたいだの言いたい放題でやかましいのに、不思議と彼女が拾ってきた犬の世話だけはちゃんとしていた。雑種犬の彼は娘が小4の時に拾ってきた。はじめは飼う事に反対しようと思ったのだが、すでに反抗期のハシリに入っていた彼女とのギスギスし始めた私との関係を少しでもよくしたくて、許可した。私は仕事人間とまでは言わないが、基本娘の教育をほとんど妻に任せていた。女の子は年齢が上がるごとに扱いが難しくなるために、余計とそうなってしまう気がする。まあ、40過ぎのオッサンと、10代の少女がそうそう仲良くできるものでもないのだ。うまくやっている親父もいるのだろうが、親子とはいえ、こんな年下の娘の機嫌を取るなどとても無理。私はそこまで起用ではなかった。… 以上まえがきより抜粋
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