創(つくる) 2024年10月号 電子書籍版

  • 創(つくる) 2024年10月号 電子書籍版
  • 600円(税込)

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    作品内容

    雑誌ジャーナリズムはいま、総体として危機に瀕しているような気がする。総合誌と呼ばれる雑誌は、この間次々と廃刊の憂き目にあっている。映像メディアが影響力を増大させているのと反比例して、雑誌メディアはジャーナリズムのなかでレゾンデートルを失いつつあるように見える。画一的な情報洪水のなかで排除されてしまう異論や少数意見を積極的に取り上げてきたのが『創』である。例えば大手マスコミが連日押しかけ、テレビ局がヘリコプターを飛ばすなどして外側から何とか覗こうとしていたオウム真理教・麻原前教祖の三女の邸宅に初めて足を踏み入れたのは『創』だった。あるいは連続幼女殺害事件から8年間、あれだけ報道がなされながら、宮崎勤被告が初めて心境を語ったメディアが『創』だった。これらは決して偶然ではない。大手マスコミがいくら物量作戦を展開しても、いやそうすればするほど肉迫するのが困難になるものも存在するのである。『創』は常に独自のスタンスで大手マスコミの報道できない領域に挑んできた。ゲリラに徹することが、雑誌ジャーナリズムに残された存在領域だと思うからである。 ●今月のONE SHOT 能登半島被災地は今も驚くべき姿だった●目次●月刊 嘲笑の時代 総裁選には出馬いたしません 岸田文雄 マッド・アマノ●能登半島地震被災現場に広がっていた驚きの光景●「王様書房」「文禄堂 早稲田店」など閉店の衝撃●バルーン・リリース、三浦春馬祭、ひまわりの抹茶碗●〈News Eye〉悠仁さま、愛子さまめぐる皇室報道で波紋と物議●〈News Eye〉袴田事件再審公判と再審法改正への取り組み●「頂き女子りりちゃん」が面会室で語った小児期体験……篠田博之●「頂き女子りりちゃん」の被害弁済プロジェクト……草下シンヤ●「りりちゃん事件」で捜査のメスが入ったホストクラブの闇……渋井哲也●能登半島地震で建物全壊、されど書店の熱い思いは続く……篠田博之●能登の状況は明日のあなたの街かもしれない……落合誓子●タレント文化人 筆刀両断! 【石丸伸二】…佐高信●望月衣塑子の「現場発」 【自国民より米国優先の政府】…望月衣塑子●「こころの時代」解体新書 【ススキノ事件、トラウマ、逆境的小児体験】…香山リカ●極私的メディア論 【NHK朝ドラ「虎に翼」考】…森達也●ナショナリズムという病理 【モスクワ訪問記(上)】…佐藤優●再審弁護人のベレー帽日記【付審判決定と抗告】…鴨志田祐美●ドキュメント雨宮☆革命【『 難民・移民のわたしたち これからの「共生」ガイド』出版!!】…雨宮処凛●王様書房が店を閉じる!街の書店をめぐる厳しい実情……柴崎 繁●『オパールの炎』とジェンダーへの取り組み……桐野夏生●あさま山荘銃撃事件現場で母は「お母さんが撃てますか!」と叫んだ……吉野雅邦●ただいまリハビリ中【ハマースのハニヤ暗殺と新しいリーダー】……重信房子●「バルーン・リリース」と台湾の「三浦春馬祭」●いつも心に6Steps【病をギフトと捉えて力にする】…空羽ファティマ●読者の声●今月の編集室から

作品情報

ページ数
116ページ
出版社
創出版
提供開始日
2024/09/06
ジャンル
雑誌

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